2015/11/04

正義は負ける

知人の雇っている警備員(マテウス氏)の身に起きた出来事。
マテウス氏の農地には、サトウキビが植えられている。
現在収穫時期とのことで、休暇の合間に収穫を行っているらしい。

そんなある日、いつものようにマテウス氏がサトウキビ畑に行ってみると、大量のサトウキビが盗まれていた。

農作物の盗みは、ここでは日常茶飯事だ。
諦める人も多いが、マテウス氏は夜中の時間帯に張り込みすることで、犯人を捕まえようとした。

ある日の夜、畑へ行ってみると、何者かがサトウキビを収穫していた。
一人だと危ないので、知人を呼んだ後、犯人とご対面。

犯人は、村長だった。

村長「あぁ、えっとあのその、これはちょっと。」
マテウス氏「村長、盗みは犯罪ですよ。」
村長「5,000mt(約1万5千円)払うから見逃してください。」
マテウス氏「そういうわけにはいきません。」

その後泥棒村長を連れ、警察へ。
だが、警察官の上司が不在という理由で、その日は簡単な事情聴取だけに留まり、翌日再び来るよう言われた。
翌日、マテウス氏が約束された時間に警察へ行くと、警察官から開口一番、
「暴行罪だよ君は」と伝えられる。

見るとそこには、傷だらけで、ビリビリの服を着た村長がいた。
村長曰く、警察から出た後の帰り道、マテウス氏に暴行されたとのこと。
マテウス氏、唖然。
その後どうなったのかというと、実はまだ知らない。
彼の雇い主から聞いたのが上記の話で、マテウス氏、唖然のところで雇い主の元へ電話がきたため、会話が中断し、それっきりとなった。
マテウス氏の無事を祈ります。